日記

お札

この子の七つのお祝いに野道を抜けてお札を納めにきた神社の境内には、それはそれは美しいお姫様がおりました。名をかぐやと言ったそうな。
ちかづくと…

「誰じゃな?」

「お札を納めに参りました。」
そういうとかぐやは、表情を変え、
「わたしを倒してから行きなさい。」
そういって妖刀を抜いて構えたそうな…
この子の将来を祈願する為にここまできたのに、引き下がるわけにはいかない。
この子の七つのお祝いに…
「お口よごしにどうぞ」と差し出した。
お骨に付けたきびだんご。
ほのかに香る。誘惑のかおり。
甘くささやくかのように口の中でとろけるきびだんごに気をよくしたのか。
構えた妖刀を下ろした。
その瞬間かぐや姫は煙りのようにすーっと消えていった。
この子の七つのお祝いに…