美術収集家
ハッカー杉山
転職して学生たちと人生を桜花している新任教師
過去を捨て新たな人生を歩みだし、日々励んでいたとき。
金がない。
仕方ないので持っている美術品を金にすることにした。
自宅にかけてある多くは何気ない新人画家の作品
美術品が好きだからということで所狭しと飾ってある
よくよく見ると油絵ばかりだ。
少しかさがあるような絵になるのが特徴だ。
以前は本物のピカソやルノワールなど大きくはないが飾っていた。
だが、かねにしようと失敗したことから有名画家は外して倉庫にしまっている
ある日の出来事だった。ハッカー杉山は同じように懐が寂しくなって美術品を金にしようとした
カメラが好きだという名目で現像室を創っていた杉山はそこで絵画を溶かしゴールドを創っていた。
溶けた絵画から砂金が出てくる。
それを売って生活の足しにしていたのだ
だが、間違えて本物の美術品を現像室で溶かした。
時価数百万が水に消えた。
新人作家の絵には50グラムとかの砂金が絵の具に混ぜられていた。
昔は車が存在していないことから絵の具に鉄粉が交じることがないと本物
鉄粉が入っていると車など産業が発達した新しいものとして偽物の判定を受けることを利用したものだった。
たとえ絵が人目について鑑定となっても偽物扱いされてお払い箱
金が入ってるなんて思わない時代錯誤を利用したものだった。
いわゆるマネーロンダリングになる。
50グラム、今のレートで50万は超える
報酬として絵画をいただく。その中に砂金が含まれて支払われるとは誰も思わない
だが、たまに報酬が高い仕事をすると本物が支払われる。
良い気になって飾っていたらほしいときにやらかした。。。
それ以来、将来偉大なる画家となるべく作品しか飾らなくなった。
美術品が好きなんですよ。特に油絵が・・・。
Last Updated on 2025年6月19日7:16 pm by cgishop