VBScript 開発

VBScript(VBスクリプト)がついに終了へ!廃止のスケジュールと今すぐ始めるべき移行対策を徹底解説

Windowsの自動化や社内システム、Excelマクロとの連携などで長年親しまれてきた「VBScript(Visual Basic Scripting Edition)」。

「VBScriptが将来的に廃止される」というニュースを耳にして、以下のような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

  • 「これまで使っていた自作の .vbs ツールは動かなくなるの?」

  • 「いつまでに、何に対応すればいい?」

  • 「代わりに何を使えばいいの?」

長年Windowsの運用を支えてきた技術だからこそ、終了の影響は小さくありません。そこで今回は、VBScript廃止のスケジュールから、動かなくなるリスク、そして今すぐ進めるべき「後継技術への移行対策」までを分かりやすく解説します!

なぜVBScriptは終了するのか?

MicrosoftがVBScriptの非推奨化(将来的な廃止)を発表した背景には、「セキュリティの強化」「技術の近代化」があります。

VBScriptは1996年に登場した古い技術であり、近年ではマルウェア(悪意のあるプログラム)の拡散やサイバー攻撃の踏み台として悪用されるケースが増えていました。また、より強力で安全な後継技術(PowerShellなど)が普及したため、役割を終えることになったのです。

3段階で進む!VBScript廃止のスケジュール

VBScriptは、OSのアップデートを通じて3つのフェーズ(段階)に分けて段階的に削除されます。

フェーズ 状態 影響と内容
フェーズ1 オンデマンド機能(FOD)として標準有効 VBScriptはまだ標準で動きますが、OSの機能としては「いつでも削除できる状態」に切り替わります。
フェーズ2 標準で無効化される アップデートを適用すると、デフォルトではVBScriptが動かなくなります(設定を変更すれば一時的に有効化は可能)。
フェーズ3 OSから完全に削除される VBScriptの機能自体がWindowsから消え去るため、一切動かなくなります。

すでに段階的なカウントダウンは始まっており、今後のWindowsの大型アップデート(Windows 11の新バージョンなど)を適用するごとに、利用できなくなるリスクが高まります。

VBScriptが終了すると、どんな影響がある?

具体的には、以下のようなファイルやシステムが動かなくなります。

  • 拡張子が .vbs のスクリプトファイル(PC内の自動処理、ファイル操作など)

  • Internet Explorer(IE)に依存した古い社内システム(VBScriptで書かれたWeb画面の処理)

  • VBScriptを呼び出しているバッチファイル(.bat)やExcelマクロ(VBA)

特に、過去に作った「タスクスケジューラで毎日自動実行している処理」などが突然エラーになる可能性があるため、早急な現状把握が必要です。

今すぐやるべき移行対策:次世代の「PowerShell」へ

VBScriptの終了に伴い、Microsoftが公式に推奨している移行先が「PowerShell(パワーシェル)」です。

PowerShellは現代のWindowsにおける標準の自動化シェルであり、VBScriptでやっていたことはほぼすべて、より安全かつ高速に実行できます。

VBScriptとPowerShellのコード比較

例えば、「メッセージボックスを表示する」という単純な処理を比較してみましょう。

▼ 従来のVBScript(.vbs

VB.Net

MsgBox "処理が完了しました", vbInformation, "通知"

▼ 移行先のPowerShell(.ps1

PowerShell

Add-Type -AssemblyName System.Windows.Forms
[System.Windows.Forms.MessageBox]::Show("処理が完了しました", "通知", "OK", "Information")

PowerShellは最初は少し難しく見えるかもしれませんが、.NETという強力な仕組みを利用できるため、VBScriptよりも高度なファイル操作、ネットワーク制御、Excelの自動操作などが安全に行えます。

まとめ:動いているスクリプトの「棚卸し」を始めよう!

VBScriptの完全廃止までに私たちがやるべきことは、以下の3ステップです。

  1. 現状把握:現在、社内や個人で使っている .vbs ファイルがないか洗い出す

  2. 優先順位づけ:毎日使う重要な自動化ツールから順にリストアップする

  3. PowerShellへの書き換え:スケジュールに余裕を持ってPowerShell(.ps1)へ移行・テストする

「まだ動くから大丈夫」と後回しにしていると、Windowsの自動アップデートのタイミングで突然業務が止まってしまうリスクがあります。

これを機に、より安全で強力な「PowerShell」への移行を進め、快適でセキュアな自動化環境を手に入れましょう!

Last Updated on 2026年5月25日3:37 pm by cgishop

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