Linuxの世界にはいくつかの大きな「家系」がありますが、今回ご紹介するCentOS Stream(セントオーエス・ストリーム)は、企業のサーバーなどで圧倒的なシェアを誇る「Red Hat(レッドハット)系」のOSです。
UbuntuやLinux Mintなどの「Debian(デビアン)系」とは異なる特徴を持っています。まずはその基本的なプロフィールから見ていきましょう。
CentOS Streamの基本スペック一覧
まずは、この記事の結論とも言えるスペックと評価をテーブルにまとめました。
| 項目 | CentOS Stream の仕様・評価 |
| 系統 | Red Hat(レッドハット)系 |
| 対応アーキテクチャ | **64bit(x86_64)**専用(32bitは非対応) |
| 画面の見た目 | 標準はGNOME(Windowsとは操作感が異なる) |
| 古いPCでの快適さ | Core i3なら動くが、Atom・Celeronでは重い |
| 初心者おすすめ度 | ★★☆☆☆(中級者〜プロ向け) |
どんなOS?Windowsとは似ているの?
CentOS Streamは、主に「サーバー(インターネットの土台となるコンピュータ)」や「開発者」向けに作られたOSです。
1. Windowsライク(似ている)か?
結論から言うと、Windowsとはあまり似ていません。
標準のデスクトップ環境には「GNOME(グノーム)」という画面が採用されており、タスクバーが下にあるWindowsとは違い、画面上部にメニューバーがあるMacやスマートフォンに近いモダンなデザインです。設定を変更すればWindows風に近づけることもできますが、基本的には「コマンド(黒い画面)」を使って操作することを前提としたOSです。
2. 「ローリングリリース」という少し特殊な仕組み
以前のCentOSは「絶対に壊れない安定性」が売りでしたが、現在のCentOS Streamは「一歩先の未来をテストするOS」へと生まれ変わりました。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)という超一流の製品版OSに採用される予定の機能が、一足先にアップデートされていく「ローリングリリース(継続的開発)」というモデルを採用しています。
Core i3やAtom、Celeronでもまだ快適に動く?
家で眠っている古いパソコンを再利用したい、という方も多いですよね。CPUごとの快適度を専門家としてジャッジします。
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Core i3(第4世代以降など):◯ そこそこ快適
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オフィスワークやプログラミング、サーバーの練習用であれば問題なく動作します。
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Celeron / Atom:✕ ぶっちゃけ厳しい
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CentOS Streamは近代的なシステム(64bitのみ)で、標準の画面(GNOME)が意外とグラフィック性能やメモリを消費します。AtomやCeleronのような省電力・低スペックCPUでは、画面の動きがカクついたり、起動に時間がかかったりしてストレスを感じる可能性が高いです。
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💡 専門家のアドバイス
もしAtomやCeleronの古いPCをサクサク動かしたいなら、CentOS Streamではなく、Debian系の「Linux Mint(Xfce版)」や「Lubuntu」など、軽量さを売りにしたOSを選ぶのが正解です。
結論:ズバリ、初心者向き?
専門家としての評価は、残念ながら「あまり初心者向きではない」となります。
理由は以下の3点です。
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ネット上の初心者向け情報(趣味での使い方など)は、Ubuntu(Debian系)のほうが圧倒的に多い。
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常に新しいアップデートが入るため、たまに設定が変わって戸惑うことがある。
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日常使い(動画鑑賞、ゲーム、書類作成)よりも、ネットワークやインフラの勉強に特化している。
どんな人におすすめ?
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将来、インフラエンジニアやサーバー管理者を目指して勉強したい人
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Red Hat系のコマンド(
dnfなど)の操作を身につけたい人 -
最新のLinuxの技術にいち早く触れてみたい人
Linuxに初めて触れる趣味ベースの方なら、まずはUbuntuやLinux Mintからスタートし、サーバーの勉強がしたくなったらこのCentOS Streamに挑戦してみる、というルートが一番挫折しなくておすすめですよ!