Perlの構文 while について：用法と例

概要

while 構文は、条件式が真である限り、繰り返し処理を行うためのものです。条件式が偽になった時点で、ループ処理が終了します。

構文

while (条件式) {
  処理内容;
}

説明

• while キーワード: ループ処理の開始を指示します。
• 条件式: ループ処理を継続するかどうかを判断する式です。
• 処理内容: ループ処理内で実行される処理です。
• ;: 処理内容の終了を指示します。

例

1. 1から10までの数を表示する

$count = 1;
while ($count <= 10) {
  print "$count\n";
  $count++;
}

出力

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

2. 入力された文字列が “exit” になるまで、処理を繰り返す

my $input;

while (1) {
  print "文字列を入力してください: ";
  $input = <STDIN>;
  chomp($input);

  if ($input eq "exit") {
    last;
  }

  print "入力された文字列: $input\n";
}

print "ループ処理が終了しました。\n";

説明

• last: ループ処理を終了します。
• chomp: 文字列末尾の改行文字 (\n) を削除します。
• eq: 二つの文字列を比較して、等しいかどうかを判断します。

3. ファイルの内容を一行ずつ読み込んで表示する

open (FILE, "< input.txt");

while (<FILE>) {
  print $_;
}

close (FILE);

説明

• open: ファイルを開きます。
• <FILE>: ファイル記述子を表します。
• <: ファイルから一行ずつ読み込みます。
• $_: 読み込まれた行の内容を表す変数です。
• close: ファイルを閉じます。

注意事項

• while ループ内で条件式を変更しないように注意してください。
• 無限ループにならないように注意してください。

まとめ

while 構文は、条件式が真である限り、繰り返し処理を行うための便利な構文です。条件式や処理内容を工夫することで、様々な用途に利用することができます。

Last Updated on 2024年6月25日10:13 pm by cgishop